私のマレーハコガメ


 
 
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2025年 7月 26日 (土) 更新

7/26の更新にあたって
追加または編集した箇所は、
このような赤色の文字で
記述しています。


 


 
このページは、マレーハコガメの
「飼育の一例」を紹介するものです。
ここで述べている飼育の例が、必ず
望ましい、とは限りません。
お気づきの点があれば、メール
頂けると幸いです。

 
このページは、読んだ方にカメの
飼育を勧めることを意図していません。
生き物の飼育には重大な
責任が伴います。


 


優 (シャムハコガメ)
 
啓 (ジャワハコガメ)
 
■ プロフィール ■
 
【優】
我が家に迎えた日は、1999年11月 6日です。
飼育当初は性別がわからず、どちらの性別に成長しても違和感がないようになどを考慮に入れ、「優(ユウ)」と名付けました。後に、雌であることがわかりました。
亜種名は、シャムハコガメ(学名: Cuora amboinensis kamaroma)であると、写真を見た海外の人からの指摘で、後ほどわかりました。
家にお迎えした当初は、体重約280g、甲長113mmでした。
今回 7月24日の測定では約3,540gで、前回 5月17日測定の約3,500gから約1.1%の増加が見られました。

甲長は数年前から230mmのままです。
この長さは、背甲に巻き尺を沿わせて測ったものではなく、ノギスでの測定に近い方法で測っています。

 
【啓】
我が家に迎えた日は、2012年 3月26日です。
お迎えしたいきさつは、古参の優と名づけたカメに手がかからなくなり、もう1匹なら新しく飼う余裕が出たことです。当初、どちらの性別に成長しても違和感がないように「啓(ケイ)」と名付けました。その後、雌だとわかりました。
亜種は、ジャワハコガメ(学名: Cuora amboinensis couro)として売られていましたし、それで違和感はありません。米国生まれのCBということでした。
家にお迎えしてすぐの測定では、体重78g、甲長68mmでした。
今回 7月24日の測定では約2,620gで、前回 5月17日測定の約2,550gから70g(比率にすると約2.7%)の増加でした。

甲長は優と同じく230mmですが、亜種に由来する背甲の高さの違いにより、体重が大きく異なります。
飼育の際は、初めから優とは別の水槽で飼育しており、一緒にしたことはありません。

 
優と啓の成長の様子を表したグラフを見る
('25年 5月17日 更新)
 


■  飼い主の引越しに伴う大移動  ■
(今回の更新で追加した項目)
 
【優と啓 両方】
諸事情により、この7月に、それまで住んでいた県を離れ、約50kmほど離れた別の県のある市に引越すことが、今年の初めごろから徐々に決まり始めました。
この引越しは一時的な移住ではなく、そのまま永住するかもしれないもので、それまで長い間連れ添ってきた、ここで紹介しているカメたちを始めとする、多くの生き物たちを連れて行かない選択肢はありませんでした。ちなみにカメ以外に育てている生き物とは、熱帯魚などの魚、ヌマエビ、水草、観葉植物です。
引越しの日程は、私は7月19日に、引越し先の近くに住む身内に頼んで、その生き物たちを預かってもらいました。そこまでの距離を移動したのは、レンタカーです。というのも、多分 他の多くの引越し業者もそうだと思うのですが、うちで頼んだ業者は水槽は運搬の対象になる一方で、生体は取り扱ってもらえませんでした。レンタカーに乗せる際、カメたちは1匹ずつを衣装ケースに入れ、空いた上部には主に脱走を防止するため、金網のようなもので蓋をしました。ちなみに熱帯魚とヌマエビは、2つのバケツにそれまで飼っていた水槽の水をそのまま入れ、それぞれのバケツにエアを送った状態にしてレンタカーで運び、同様にその身内の家に置いてもらいました。その日はまだ、私の引越し先に電気が通っていなかったからです。
夏場だったのでヒータが要らず、それにより運ぶ際の手間が大いに簡略化できたように思います。逆に暑くて弱る心配があったほどだったので、彼に頼んで、カメを入れた衣装ケース以外にも、熱帯魚やエビ、水草のバケツを、エアコンの効いた部屋に置いてもらうことを懇願しました。
様々な事情のため、結局、引越し先の新居に水槽台(今回のために新たに買った)を組み立て、その上に水槽(引越し業者による旧宅からの運搬。以下の備品も同じ)を設置し、シェルターなどを組んでから水を入れ、紫外線灯やバスキングランプセットしたところにカメたちを放てたのは、7月22日の昼のことで、それまでのほぼ まる3日間、衣装ケースの中で過ごさせることになりました。
それだけもの長い間、カメたちは慣れない環境下で、相当なストレスを溜め込んできただろうと思っていたのですが、シェルターの位置や組み方、ランプの場所などを、以前の環境とできるだけ変えずにセットしたこともあってか、2匹のうちの片方である啓は、新しい水槽に移動させてから10分後ぐらいには、餌を欲しがり様子が見られ、約1時間後にはもう1匹の優も、何かを食べたがっている様子だったので、2匹には「カメプロス」という市販の水棲カメ用のフードを与えました。それまでメインに与えていた餌は「ハコガメフード」でしたが、引越しの少し前に使い切ってしまい、カメプロスは引越し後に慌てて用意したフードです。
このフードは、数ある水棲カメ用の配合飼料の中でも、蛋白質が多めで、逆に粗繊維は少なめであることが、保証成分の表示から読み取れます。ところがマレーハコガメの成体は、草食傾向が強いことで知られていることから、私は常食させないほうがいいのではないかと思っています。ただ、これは環境に慣れないカメのために慌てて手に入れた餌であるため、とりあえず嗜好性が高いと判断できるフードの中から選んだもので、常食させなければ問題ないと思っています。(カメプロスには「ヘルスケア」というワードのつくバージョンもあり、それだと蛋白質や脂肪が少なく粗繊維がやや多めに配合されていることも知っていましたが、売られている様子はありませんでした。)
ここまでの記述にはありませんが、その身内、そして彼の家族は私の引越しに非常に協力的で、上に書いた文のいくつかは、主語を「私(は)」の代わりに「身内(は)/彼の家族(は)」としたほうが適切な部分もあるのですが、ここに書く内容がカメたちをフィーチャーしたものであるという点を考慮した結果、カメに直接関係のない情報の排除をやむなく実行した箇所もあることを付記します。


 

■ 最近 与えている餌 ■
 
【優】
草食傾向が強いと言われるマレーハコガメの成体に与える餌は、蛋白質がやや控えめなレップカル ハコガメフードが適しているだろうと思うこともあり、それをずっと与えています。ただ、このフードは付近のショップには売っていないこともあり、もっぱらネット通販で手に入れていますが、7月の半ばには、そのハコガメフードを(優だけでなく、啓にも与えた結果ですが)、使い切ってしまいました。
普段なら、使い切るのを待たずに、通販での購入を試みていたと思います。ですが今回は引越しの予定まで残りわずかで、注文した商品が配送されるまでの間にトラブルが発生すると、厄介なことになると思い、通販の利用を見合わせました。例えば、もし受け取ったのが不良品なら、普段なら普通に返品することになりますが、今回はその間に住所が変わる可能性もあり、そうなると面倒だと思ったのです。すぐに思いつくトラブルだけでもいくらでもあるので、それらを回避するためにも、この餌を次に調達する時は、引越しが済んで、少し経ってからにしようと思っていました。
さて引越しの直前に与えたのは、大体次の通りです。まず7月17日に、その容器に入っていた最後のハコガメフードを、2匹に分けて与え、翌18日には、月にせいぜい2回しか与えないマグロの赤身を、2切れずつ与えました。その後は引越しの時までの間は何も与えていません。引越しの際はストレスがかかるからと、消化器への負担を減らしておくのが良いと思ったからです。植物質の餌も、いつもよりかなり控えめにしか与えませんでした。
その翌19日の昼から、運搬のため、優と啓をそれぞれ異なる衣装ケースに入れ、脱走防止には金網のようなものも被せました。水槽台と水槽の到着を待ってセットし終わってから、水槽の中に放つまで、約75時間もかかりました。様々な事情が絡んでいることもあり、それ以上短くするのは難しかったです。
優はそれだけ長い間、慣れない衣装ケースの中に居させることで、精神的に弱っている可能性を考えましたが、新宅の水槽に入れてから1時間後には、餌を欲しがっている様子を見せました。慌てて手に入れたカメプロスという配合飼料を与えてみると、思っていたよりも食いつきが良く、その時は本当に安心しました。長時間をかけての移動という、普段ならやらないことを強いたので、衛生面で問題のありそうな餌、例えば刺身やミミズのようなものは、たとえいつもは好きな食材であっても、与えないほうが良い気がしたので、新宅の近くのショップに売っていたカメの餌ということで、とりあえず嗜好性の高いものをと手に入れたものです。
さて、優は1〜2歳の頃、トマトを与えると食べるには食べましたが、1口だけで、それも全然おいしそうな様子がなく、トマトは好きではないんだなと思っていました。ところが新宅に住むようになって、無農薬のミニトマトを手に入れる機会があり、優の水槽に入れてみると、かなりの食欲を示し、2つ与えると3つ目を欲しがったぐらいです(その辺にしておきましたが)。成長して草食傾向が強くなった影響もあるのかもしれません。
今後はホテイアオイの葉やハイグロポリスの葉や茎など、水草を与える機会も増えていくでしょう。


 
【啓】
優のところで書いたのと、ほぼ同じですが、啓は優よりもストレスに強いのか、それとも人工的な環境に慣れているのか、新しい水槽に入れてから、たったの10分程度でその環境に馴染んできたのか、餌を欲しがる様子を示し、その後しばらく様子を見て、優よりも早いタイミングでカメプロスを与えると、思っていたよりも良い印象を持ったようです。ちなみに、カメプロスは優に与えたことはあるかもしれませんが、啓に与えるのは今回が初めてだと思います。
ミニトマトを与えると、やはり以前よりもよく食べる様子を観察することができました。


 

■ 最近のカメたちの様子 ■
 
【優】
7月22日の昼に、新しい水槽に入れてから、まずまず活動的です。良く動くといっても、水槽の外に脱出したがる様子はあまり見られず、陸に上って、また水場に下りるとか、水場の中でも餌を探して稼働なのか、うろうろする様子を見ることもあります。
ただ、旧宅で飼育していた時に比べると、彼らの夜は慌ただしく、なかなか眠れない環境になったといえるかもしれません。なぜなら、旧宅では彼らの水槽を置いていた部屋は、私が普段 過ごす部屋とは分けていたからです。彼らの水槽の照明は、24時間タイマーを使って、毎晩18時30分になると消灯するようにしていました。その後に徐々に家の外も暗くなって、カメの昼の時間が終わっていたわけなのですが、新居では、私が夜遅くまでいる部屋にカメたちの水槽を置くしかなく、その私は最近、23時ごろまで起きていることも多い生活をしていますが、彼らにはその間、明るい環境を我慢してもらっています。近いうちに、生き物たちを飼育しているスペースは、その周りを遮光性の強いカーテンまたは板のようなもので、すっかり囲って夜早いうちに暗くなる環境をと考えています。


 
【啓】
優のところで書いたのとほぼ同じで、活動性の様子もその特徴も、優とほぼ同じです。

 
 

Photo Oct. 1st, 2022
↑優。外に連れ出して撮影
('22年 10月 1日)



Photo Aug. 6th, 2016
↑啓。水槽内にて甲羅干し中
('16年 8月 2日)



 
 
■ 飼育環境 ■
 

― 水槽のサイズ ―
 
【優】
1年を通して、屋内の90cm規格水槽で飼育しています。

 
【啓】
以前からそうであった通り、1年中、屋内の90cm規格水槽で飼育しています。

 

― 水槽水 ―
 
【優】
最低でも週に1回の頻度で水を換えます。部分水換えではなく、その都度ほぼ全ての水を入れ換えます。 うちの地域(本州で、西日本に該当する地域=引越しする前も今の新居も)は、夏場を除いてヒータが不可欠です。
最近は、水温(環境全体もほぼ同じ温度だと思う)が24〜27度の間を、ヒータもファンも一切使わずに調節できています。
私の普段の生活に快適な温度に、エアコンの温度を調節することで、その水温が維持できています。私が家を空ける時は、昼間だけで、その間のエアコンの設定温度を30度にしていますが、それでも水温が28度以上になったことはありません。
ただ、水温は夜が昼間よりも高くなることがないようにだけ、気をつけています。

水深は約12cmで、甲羅がどっぷり浸かるのに十分です。あともう少し深さがあるほうがいいらしいのですが。

 
【啓】
水深は甲羅全体が水に浸かる程度にしており、9cmを下回ることは基本的にないです。
その他のことは、優のところで記したのとほぼ同じです。

 

― 底床 ―
 
【優】
飼育当初、砂利を敷いていたのですが、別件で動物病院でレントゲンを撮ってもらったところ、大量の砂利がお腹に入っているようでした。そのままで体外に出ましたが、砂利を入れることによるメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断し、以降、砂利は敷いていません。砂利以外のものも、何も敷いていません。

 
【啓】
砂利を食べるといけないので、やはり敷いていません。

 

― 照明 ―
 
【優】
蛍光灯は、ポゴナクラブ ビバリウムグロー ソフトUV 20Wを1灯で、7時から21時前後、遅い時だと23時過ぎまで照射しています。
白熱球は設置しても、その場所に来ることはほとんどないので(距離を色々と変えてみてもやはり来ない)、撤去しました。

 
【啓】
蛍光灯は、ポゴナクラブ ビバリウムグロー ソフトUV 15Wを1灯、バスキングライトは、白熱球 30W 1灯。蛍光灯・バスキングライト共に7時から21時ごろ、遅い日で23時過ぎまで照射。
白熱球は、水を換える時に飛沫で割れるといけないので、事前にスイッチを切って冷まします。

 

― 濾過器 ―
 
【優】
現在、EHEIMの コンパクトオン 300 NEWを水槽内に設置し、様子を見ています。まだこれを本格的に設置すると決まったわけではないです。

 
【啓】
優のところで書いたのと同じ内容です。

 

― その他の手回り品 ―
 
【優】
温度計:佐藤計量器製作所 最高最低温度計 PC-6800(センサー部はガラス容器に入れ、シリコンで防水)
調整剤など:チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)。
カメにとってカルキはほぼ無害だというのは知っていますが、濾過バクテリアのことを考え、中和しています。
水槽用の冷却ファンは、今夏からは要らないと思います。私の生活空間を、エアコンで温度管理することで、カメたちだけでなく、他の生き物の環境温度も、適切に管理することができているからです。
 
【啓】
全て、優の場合と同じです。


 

優と啓、それぞれを今まで飼育してきて発生した、様々な出来事と、その対策


― 餌の変遷 ―
 
  • 当初は高蛋白なものばかりだったのですが、徐々に低蛋白の餌へ、割合を増やしました。(優と啓)
  • 飼育当初の絶食日は2週間に1日程度だったのですが、餌やりの頻度も減らし、ここ何年かは植物質のものを除き、週に3日以上の絶食日を設けています。(優と啓)

― 病気などへの対処 ―
 
  • 飼育当初は餌もほとんど食べず、皮膚に白い苔のようなものが生えていました(少し擦るとそれが取れた)。病名はわからなかったのですが、動物病院で抗生物質(エンロフロキサシン)を2日〜3日に一度 注射で打ってもらい、それが功を奏したのか、少しずつ餌を食べるようになりました。1999年から2000年にかけてのことです。(優)
  • WC(野外採取個体)だった為か、便検査の際に、腸内(というか便中)から線虫が見つかり、同じく動物病院で処方された「フェンベンダゾール」を飲ませ、線虫の駆除をしました。(優) (ちなみに啓はCBである為か、便中に寄生虫は見つかりませんでした。)
  • かつて、嘔吐を3回 見たことがありますが、そのうち2回はPSBを大量に使っている時でした。餌を食べている最中にも投入したほどの濫用でした(これは多分、病気が原因ではないでしょうけど)。濫用が災いしたことは分かっていますが、PSBは今は使っていません。残りの1回は、動物病院への移動中です。(いずれも優)

― 直射日光・甲羅干しに関して ―
 
  • 水温の上がりすぎという事故を回避する為に、思い切って「水槽に日光を当てない」という方法をとっています。理想的な太陽光を使わないのは惜しいのですが。(優と啓)
  • ほぼ全く日光を当てていないにもかかわらず、甲羅の成長は健全です。 (優と啓) 優に至っては、15年以上、ほとんど日光に当てていません。
  • 真夏にバスキングライトを点けていても、やはり甲羅干しに陸場に上ることが、しばしばあります。(啓)

― 水槽内で暴れる・水槽から出たがるなどの常同的な行動・多動への対処 ―
 
  • “健康な(に見える)状態”と、“昼間は水槽内で頻りに、まるで水槽の外に出たいと言っているかのように暴れる日もあり、同時に食欲がかなり衰え、偏食の傾向が目立つ”という状態を数か月周期で繰り返していたのですが、ある時からそういった激しい暴れ方も、偏食もほぼ見られなくなりました。
    この状態の好転は、それまでずっと(恐らく1年以上)消化器にとどまっていた砂利がすっかり出て行ったことを、動物病院で撮ってもらったレントゲンで確認した時と、タイミングが一致します。(啓)
  • 紫外線の出る蛍光灯を増やしたり減らしたりすることで、暴れるのが止んで大人しくなることが、何度もありました。(優と啓)
  • 暴れは、食欲不振の時に現れることが多いようです。(優と啓) メトクロプラミドという薬を与えている期間だけ大人しくなったこともあります。(啓)
  • 水槽移動直後などの新しい環境では、光を弱めにするほうが大人しくなります。(優と啓)
  • 空腹の時も暴れますが、その様子は、それ以外の理由で暴れる時とは異なり、正面(私が姿を見せる方向)へ向かって、ガラス面を掻き分けるように暴れます。餌が欲しいという感じですが、私がいない時もそんな暴れ方をすることがあるようです。(優と啓)
  • 水を長期間 換えないでいることも、水槽内で落ち着かない様子を示すきっかけになるようです。(優と啓)
  • 海水魚の刺身や煮干を与えることで、暴れることが急に増えることが、少なくとも3回ありました。偶然だとは考えにくいです。今はマグロの刺身を与えても、行動に変化は見られないので、海水魚は常にダメ、というわけではないようです。(いずれも啓)
  • 茹でた二枚貝を与えた数分後に、狂ったように暴れたことが2回、ありました。(優)
  • 優には産卵(無精卵)の経験があるのですが、その約1週間ほど前から、水槽の中をせわしなく動き回るようになりました。陸場に上っては水場に戻り、という行動を、1日に何度も繰り返していたのです。
    その様子は、水槽の中で何かを探しているようにも見えました。以前に見られた「水槽から出たい」「このガラス面の向こうに行きたい」と言いたげな行動には全く見えなかったのです。
    最初は卵を産みたいのだと気づけませんでした。それまでの約20年もの間、産卵なんて経験がなかったからです。(気づいてから、急いで水槽内に土のエリアを作ったところ、数日以内にその土に穴を掘って産卵しました。)
    「多動」にも「暴れる」ようなものもあれば「うろつきまわる」感じのものもあり、単純なものではないと気づかされました。

― 餌をいくらでも食べたがることへの対処 ―
 
  • 「好みの餌」を減らすか、与えないようにし、また水を清浄に保つと治まったことがあります。(優)

― 偏食への対処 ―
 
  • どんな餌も食べないのか、それとも単なる偏食なのかを確認するのは、重要なことだと思います。
  • 拒食や、それに近い場合は、動物病院に相談しました。(優と啓) その際、メトクロプラミドが処方されたことも、数回あります。(啓)
  • 偏食の場合は、栄養状態の良い時だと、しばらく好みの餌を一切与えないことで対処してきました。(優と啓)

 
 
 


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このページを再開: 2011年 5月 27日
このアドレスに移動, 公開: 2014年 12月 15日
モバイル対応化: 2021年 3月 1日
最終更新日: 2025年 7月 26日