このページは、マレーハコガメの
「飼育の一例」を紹介するものです。
お気づきの点があれば、
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頂けると幸いです。
このページは、読んだ方にカメの
飼育を勧めることを意図して
いません。生き物の飼育には
重大な責任が伴います。
■ プロフィール ■
【優】
我が家に迎えた日は、1999年11月 6日です。
飼育当初は性別がわからず、どちらの性別に成長しても違和感がないようになどを考慮に入れ、「優(ユウ)」と名付けました。後に、雌であることがわかりました。
亜種名は、シャムハコガメ(学名: Cuora amboinensis kamaroma)であると、写真を見た海外の人からの指摘で、後ほどわかりました。
家にお迎えした当初は、体重約280g、甲長113mmでした。
今回 1月20日の測定では約3,540gで、前回 '25年10月 5日測定の約3,590gから約1.4%減りました。
甲長は数年前から230mmのままです。
この長さは、背甲に巻き尺を沿わせて測ったものではなく、ノギスでの測定に近い方法で測っています。
【啓】
我が家に迎えた日は、2012年 3月26日です。
お迎えしたいきさつは、古参の優と名づけたカメに手がかからなくなり、もう1匹なら新しく飼う余裕が出たことです。当初、どちらの性別に成長しても違和感がないように「啓(ケイ)」と名付けました。その後、雌だとわかりました。
亜種は、ジャワハコガメ(学名: Cuora amboinensis couro)として売られていましたし、それで違和感はありません。米国生まれのCBということでした。
家にお迎えしてすぐの測定では、体重78g、甲長68mmでした。
今回 1月20日の測定では約2,560gで、前回 '25年10月 5日測定の約2,640gから約3.0%減りました。
甲長は優と同じく230mmですが、亜種に由来する背甲の高さの違いにより、体重が大きく異なります。
飼育の際は、初めから優とは別の水槽で飼育しており、一緒にしたことはありません。
■ 最近 与えている餌 ■
【優】
草食傾向が強いと言われるマレーハコガメの成体に与える餌は、蛋白質がやや控えめなレップカル ハコガメフードが適しているだろうと思うこともあり、それをずっと与えています。他に与えている配合飼料は、レプトミン(長めのもの)です。
その他に、最近は次のようなものを与えています。
うちの食卓にも上る野菜類は、コマツナを与えることが多く、キュウリやニンジンがメニューに加わることもあります。'25年までは与えていたトマトですが、食いつきが悪くなってきたので、最近、与えるのをやめました。
また、うちの水草水槽や屋外の水鉢からは、ハイグロポリス、ウィステリアを与えています。これらは繁殖力が旺盛で、以前は捨てていたものの有効活用です。農薬の心配がなく、水場にある限りなかなか腐らないことも安心材料になっています。'25年の暖かい時季には与えていたホテイアオイは、今のような寒い季節だと育たないので、与えることはなくなりました。一方、アマゾンフロッグピットは水草水槽でようやく殖えてきたので、今年になって与え始めています。
以上の植物質の餌は、すべて生で与えています。
他に与えている植物質には、バナナがあります。これらは食いつきが良く、私の見ている前でも旺盛に食べる上、ややばらけやすいので、水場に浮かせたままにはしません。そしてバナナも糖分が多いので、よく食べるからといって多くは与えないし、以前から頻度も週に1回以下と決めています。
植物質以外で最も多く与えているのは、最初に触れたハコガメフードとレプトミンで、あとは動物質の餌として、マグロの刺身(必ず赤身。キハダマグロを選びがち)を与えます。これは一番の大好物で、非常に旺盛に食べます。'25年秋ごろまで与えていた、エビの剥き身やミミズなどは、手に入れる機会が減ったので、与えなくなりました。代わって、ゆでた鶏卵の白身を与えるようになりました。これもかなりの好物です。マグロや鶏卵を与えるのは、その食べ方を観察することで、体調や健康状態を知る手がかりを得るのが主な目的なので、頻繁には与えないようにしています。マグロの刺身は月に1回程度、ゆでた白身は月に2回程度を目安に与えています。
水場に浮かせたままにすることもある植物質を除いて、上記の餌を与えるのは、週に4回までと決めています。
【啓】
優のところで書いたのと、ほぼ同じです。異なるのは、トマトを引き続き与えていることぐらいです。啓の好物の1つだからです。
植物質の餌は全般的に、優よりもやや旺盛に、またいつも多めに食べる傾向が見られます。
■ 最近のカメたちの様子 ■
【優】
いつも食欲が比較的旺盛な状態で安定しています。
食性はここ数年間で、非常にゆっくりとですが、更に草食傾向が進みつつあるように見えます。
ごくたまに、陸場に上ります。上るタイミングは通常、夜中か明け方で、甲羅干しが目的であるとは考えにくいです。
【啓】
食欲は大体いつも旺盛で、飼育を始めてからの数年間は時々見られていた偏食も、ほぼ見られなくなりました。
熱心に甲羅干しをします。陸場に上る日は大体、連続します。過去100日間で、陸場で過ごしている様子を一度でも見た日は、58日もありました。もちろん一日中、水場で過ごす日もあります。
濾過用のポンプに興味があるのか、またはその周りに餌があると思っているのか、ポンプのセットしてある場所に顔を向けていることが時々あります。優には普段、見られない行動です。
■ 飼育環境 ■
― 水槽のサイズ ―
【優】
1年を通して、屋内の90cm規格水槽で飼育しています。
【啓】
以前からそうであった通り、1年中、屋内の90cm規格水槽で飼育しています。
― 水槽水 ―
【優】
最低でも週に1回の頻度で水を換えます。部分水換えではなく、その都度ほぼ全ての水を入れ換えます。新しい水は、入れ替える前の水よりも2〜3度ほど高めの水温に調整し、カルキの中和も行った水道水を用いています。やや温かくしているのは、同じぐらいの水温を意識すると、注いでいる間のわずかな時間でも、周囲の低い気温の影響で冷えてしまうことがあるからです。そしてカルキの中和は、バクテリアへの影響を少なくするためです。以前、温度を合わせただけの水道水で水を換えたら、その数日後に、亜硝酸濃度が一気に上昇したことがありましたが(普段の亜硝酸濃度はほぼゼロです)、これは亜硝酸を分解するバクテリアが急減したからではないかと思っています。
うちの地域(本州・西日本)は、夏場を除いてヒータが不可欠で、保温にはサーモ一体型のヒータ(ニッソー プロテクトICオート R-160W)を使っています。水温の設定は大体26度を基準に、食欲が旺盛だと少し下げ、食欲があまりないと思ったら上げることはあるものの、基本的にはあまり変えません。ただ昼間よりも夜のほうが高水温にならないようにだけ、気をつけています。
水深は約12cmで、甲羅がどっぷり浸かるのに十分です。あともう少し深さがあるほうがいいらしいのですが。
【啓】
水深は甲羅全体が水に浸かる程度にしており、9cmを下回ることは基本的にないです。
その他のことは、優のところで記したのとほぼ同じです。
― 底床 ―
【優】
飼育当初、砂利を敷いていたのですが、別件で動物病院でレントゲンを撮ってもらったところ、大量の砂利がお腹に入っているようでした。そのままで体外に出ましたが、砂利を入れることによるメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断し、以降、砂利は敷いていません。砂利以外のものも、何も敷いていません。
【啓】
砂利を食べるといけないので、やはり敷いていません。
― 光源 ―
【優】
蛍光灯は、ポゴナクラブ ビバリウムグロー ソフトUV 20Wを1灯で、7時半から21時まで照射しています。
白熱球は設置しても、その場所に来ることはほとんどないので(距離を色々と変えてみてもやはり来ない)、撤去しました。
【啓】
蛍光灯は、ポゴナクラブ ビバリウムグロー ソフトUV 15Wを1灯、バスキングライトは、白熱球 1灯。W数は'26年1月に、30Wから40Wのものに変更。蛍光灯・バスキングライト共に7時半から21時まで照射。
白熱球は、水を換える時に飛沫で割れるといけないので、事前にスイッチを切って冷まします。ただ、注ぎ方を工夫することで、飛沫をほとんど飛ばさずに水を入れられる場合は、白熱球を点けたまま行うことがあります。具体的には、例えば水深の調整などで、数リットル以内の量の水を加える場合は、水の入った容器を水槽に入れ、その状態で注ぐことで、飛沫が飛び散りにくくなりました。
― 濾過 ―
【優】
現在、EHEIMの コンパクトオン 300 NEWを水槽内に設置しています。ですがパワー不足を感じ、近々もっと強力なポンプに替えると思います。濾材は、'25年いっぱいはウールマットのみでしたが、最近になって、濾材(安価なリング状のもの)を加えました。
【啓】
優のところで書いたのと同じ内容です。
― その他の手回り品 ―
【優】
温度計:佐藤計量器製作所 最高最低温度計 PC-6800(センサー部はガラス容器に入れ、シリコンで防水)
調整剤など:チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)。
カメにとってカルキはほぼ無害だというのは知っていますが、上でも述べている通り、濾過バクテリアへの影響を抑える目的で中和しています。
【啓】
全て、優の場合と同じです。